日本語・現代文の読解方法解説!考える力を養う文章の読み方

日本語・現代文_読解 読書術

字面は追えるけど、意味が頭に入ってこない…。そのような読み方をしていて、どうにかしたいと悩んでいるところではありませんか。学生・受験生で現代文の読解を上達したい人も中にはいるかもしれません。原稿制作を通して得た「日本語を論理的に読解するコツ」を今回紹介したいと思います。

※解説の内容は、大学受験生以上の学生や社会人向けです※

日本語は、述語を中心に構造を整理しながら読解する

結論かつ本質を紹介すると、書くとき・読むときにも「述語」を中心にして構造を整理すると、日本語は論理的に捉えやすいです。

「述語」とは、主語の動作・作用・状態・性質などを示す部分であり、文の最後に通常は配置されているものです。この点は、学校の授業で扱われるので、知っている人も多いかもしれません。

述語になれる品詞として、動詞・形容詞・形容動詞・名詞+助動詞が挙げられます。たとえば、食う・飲む/かわいい・おもしろい/きれいだ・積極的だ/人間だ・時計だ…などが該当します。

下に簡単にまとめたので、参考にしてみてください。

【動詞】
・物事の動作・作用・存在などを表す語
・終止形のふりがな(最後の音、言い切りの形)が「う」で終わる
 (例)食う・飲む・寝る

【形容詞】
・性質や状態などの意味を説明するための語
・終止形のふりがな(最後の音、言い切りの形)が「い」で終わる
 (例)かわいい・おもしろい・古い

【形容動詞】
・性質や状態などの意味を説明するための語
・終止形のふりがな(最後の音、言い切りの形)が「だ」で終わる
 (例)きれいだ・上品だ・積極的だ

【名詞+助動詞】
 (例)人間だ・時計だ

参考文献として『日本語の作文技術』(朝日新聞出版、本多勝一)を本ブログ内で扱っていますが、同じく本多氏の著作『実戦・日本語の作文技術』には下のように書かれています。

日本語は述語中心言語であって、すべての修飾成分は述語によって統括される。

実戦・日本語の作文技術(朝日新聞出版、第1刷、P49L12)

ほかでも同じような記述があり、本多氏の考えに沿っているのは間違いないものの、『実戦・日本語の作文技術』などの本多氏の著作では述語を中心にしてどのように文章を扱えばいいのかまで具体的に言及されていませんでした。

以下は、ほかの文献(特に英文読解の書籍)も参考にしながら、本ブログオリジナルでまとめた方法論である点を了承いただけるとありがたいです。

日本語文章の構造を整理する上で大事な2つのコツ

述語を中心に構造を整理して日本語を論理的に捉えていくために、2つのコツを事前に説明します。

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