『導入事例はどのように書くのだろう…』。『導入事例を上手に作成できるようになりたい…』。このように導入事例の取材や記事づくりで困っているところではありませんか? コンテンツの形式からインタビューの準備、実際の執筆のポイントまで、プロのライターが現場の知見を交えて、導入事例について本記事では解説していきます。自信をもって導入事例を作れるようになりましょう。
※もし追加で聞きたいことがあれば、コメントをいただければ追記にてお答えします。
導入事例とは?用途・形式別の効果を確認

はじめに、導入事例がどのようなものかを確認しましょう。
導入事例とは?意味と用途を確認
導入事例とは、製品やサービスを使用している顧客の声をまとめたコンテンツです。導入の背景や決め手、製品やサービスの活用方法や効果などを紹介します。「使い方」に焦点を当てた「ユースケース」に対して、「実績」をまとめる点が導入事例の特徴です。
自社ではなく第三者の声を通じて製品やサービスを紹介・訴求できるため、読み手である見込み顧客の購買を後押しする効果が導入事例には期待できます。製品やサービスの具体的な活用方法や導入の成果をイメージさせられる点も購買の後押しにつながるでしょう。
実際、次のような用途で企業は導入事例を活用します。
- 製品やサービスのWebサイトに掲載
- 見込み顧客にメルマガで案内
- プレスリリースで配信
- ホワイトペーパーに掲載
- 営業資料に掲載
- 展示会でブースに掲載
上で紹介したようにさまざまな用途や媒体で活用できるため、自社の製品やサービスの販売を促進したいと考える企業にとって導入事例は活用しやすいコンテンツなのです。
導入事例の4つの形式と効果
導入事例には四つの形式があります。それぞれ読み手に与える印象が異なるため、ターゲットや目的に合わせて形式を選びましょう。
代表的な形式に「テンプレートの記事形式」、「インタビュー記事形式」、「コメント形式」、「動画形式」があり、それぞれ次のようなメリットとデメリットを持っています。
【特徴】
決まった質問にインタビュイー(取材を受ける人)が回答していく構成です。1〜2行程度の質問文の後にインタビュイーの回答がまとめて表示される構成で、読み手が内容を理解しやすい点が特徴です。
【メリット】
- 情報を整理しやすい
- 見込み顧客が複数の事例を比較しやすい
- インタビュアーの負担が小さい
- ライターによる品質のばらつきが小さい
【デメリット】
- 記事の流れが単調になりやすい
- 複数の導入事例を差別化しにくい
【特徴】
インタビュアーとインタビュイーによる会話形式です。会話をそのまま記事化したような構成で、対話の雰囲気を読み手に伝えやすい点が特徴です。
【メリット】
- 臨場感を出しやすい
- 読みものとして楽しみやすい
- 複数の導入事例を差別化しやすい
【デメリット】
- インタビュアーの負担が大きい
- 流れや言葉を整理する手間がかかる
- ライターによる品質のばらつきが大きい
【特徴】
インタビュイーの回答を数行のコメントにまとめた形式です。吹き出しの中に顧客の感想が書かれるケースが多く、第三者の意見として信ぴょう性が高まりやすい点が特徴です。
【メリット】
- 気軽に読んでもらえる
- LP(ランディングページ)のように、掲載できる文章量が短い媒体でも柔軟に活用できる
【デメリット】
- ストーリー性が薄くなる
- 詳細を伝えにくい
【特徴】
動画として公開される導入事例です。視覚的な訴求力が強い点が特徴です。
【メリット】
- 視覚的にわかりやすい
- 表情や声のトーンを伝えられるため臨場感がある
- 読み手の印象に残りやすい
【デメリット】
- 撮影や編集に手間がかかる
- オフライン取材が必要になるケースが多い
導入事例のデザイン
導入事例のデザインには、記事コンテンツとしてWebサイトに掲載されるものと、PowerPointなどを使ってスライドにまとめられるものがあります。
導入事例として記載する内容に大きな差はないものの、記事コンテンツは「読むもの」・スライドは「見るもの」として、1ページあたりに表示される文字数や段組みを変えて、目にしたときの印象をコントロールする必要があるでしょう。
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導入事例作成の準備

つづいて、導入事例の作成を成功させるために意識したい点を紹介します。本ブログの編集責任者である田中利知(株式会社ネイビープロジェクト代表)が記事づくりで意識している点を、準備・インタビュー・執筆に分けてまとめました。
本見出しでは準備のポイントをお伝えします。実際の体験談にも触れているので参考にしてみてください。

株式会社ネイビープロジェクト 代表。
編集者・ライター。本ブログ 編集責任者。
広告代理店・在京テレビ局・新聞社・一流国立大の“自社用”の原稿制作も頼まれるライター。山口県防府市出身。2児のパパ。保育園の送り迎えで20kgダイエット成功。
導入事例の企画(目的やコンセプト)を明確にする
目的やコンセプトなど、導入事例の企画を明確にしておきましょう。ライターの場合は、自身のもとに導入事例作成の相談がくる前に、インタビューする企業の選定とコンテンツの活用方法の決定を発注者(製品やサービスの提供者)がすでに終えている場合が多いです。
そのため、作成の相談がきた時点で次の内容を発注者に確認し、導入事例の目的やコンセプトを明確にしましょう。
- どのようなゴールを想定して導入事例をつくるのか
- 取材候補企業をどのような理由で選定したのか
- どのようなポイントを際立たせた導入事例にしたいと考えているか
- 導入事例をどのように活用するか
電話であれば5分程度、メールやチャットであれば1往復で済むやりとりですが、ライターから積極的に質問することで発注者を安心させられます。執筆後の手戻りを少なくする効果も期待できるため、依頼があったときに確認する習慣をつけましょう。

私は、メールやSlackなどのチャットツールで質問して発注者の回答を文章で残すことが多いです。
議論が発生しそうな場合は、あえて電話して担当者と会話する機会を意識的に作ります。そうすることで信頼関係を深められるためです。
電話で会話した内容をコンパクトにまとめた上でSlackなどで送付し、双方の認識に齟齬がないことを確認します。「言った/言わない」の状況を回避できるためです。
作成プロセスのすり合わせ
導入事例の企画を明確にした後は、発注者と作成のプロセスに関するすり合わせを実施しましょう。ライターがインタビューに対応せず、発注者から共有される音声データをもとにした作成を依頼されるケースもあります。
いずれの場合であっても作成の具体的なプロセスとスケジュール、修正回数の確認が必要です。次のフォーマットを埋めてSlackやメールで送付すると良いでしょう。
●月●日:取材
●月●日:構成案を提出 [ライター]
●月●日:構成案のご確認 [発注者]
●月●日:構成案の修正 [ライター]
●月●日:修正構成案のご確認 [発注者]
●月●日:初稿を提出 [ライター]
●月●日:初稿のご確認 [発注者]
●月●日:修正稿①の修正 [ライター]
●月●日:修正稿①のご確認 [発注者]
●月●日:修正稿②を提出 [ライター]
●月●日:修正稿②のご確認 [発注者]
●月●日:最終のご確認 [取材対象企業]
●月●日:最終納品 [ライター]
各工程の締切(マイルストーン)に遅れると、発注者のみならず取材対象企業にも負担をかけるため、無理のないスケジュールを組み、余裕を持って動くことが重要です。

スケジュールを組む中で期日を最も読みにくいのが、取材対象企業による確認の工程です。担当者のみならず、広報部による確認などが発生するケースがあるため、発注者から取材対象企業に事前に根回ししておいてもらうと確認がスムーズに進みます。
私の場合は、本文で紹介したプロセスで導入事例を1カ月弱で作成するケースが多いです。当社は質問票と構成案は2回・原稿は3回まで修正を無料で受け付けているのですが、逆にいうとそれ以上の修正には費用負担が発生するので、スケジュールの段階で説明しています。
記事の構成についてすり合わせる
作成プロセスの合意が取れたら、インタビューを実施する前に記事の構成について発注者とすり合わせしておきましょう。具体的には、本記事の前半で紹介した導入事例の4つの形式のうち、どれを作成するかを確認します。
ライターが依頼を受けるのはテンプレートの記事形式とインタビュー記事形式が多くなりますが、発注者から参考例などの共有してもらうと齟齬がなくせます。参考例がない場合は、次のような大まかな構成を共有してすり合わせを実施しましょう。
タイトル ※h1タグ
↓
アイキャッチ画像
↓
サマリー
↓
リード文
↓
インタビュイーの情報(社名・所属部署・氏名)
↓
目次
↓
本文
・取材対象企業の紹介 ※h2タグ
・製品やサービス導入前の課題 ※h2タグ
・製品やサービスの選定方法 ※h2タグ
・製品やサービスの活用方法 ※h2タグ
・製品やサービス導入による効果 ※h2タグ
・今後の方針、目標 ※h2タグ
↓
インタビュアーの情報
↓
参考資料や関連情報
取材対象企業の担当者の写真を撮影できる場合は、アイキャッチ画像のほかに本文中にも画像を入れた方が読みやすくなります。写真素材をどこまで入手できるかもふまえて、発注者と事前にすり合わせを実施しましょう。

導入事例では原則として、インタビュイーの回答を時系列に沿って紹介するものが多いです。
取材対象企業はそもそもどのようなビジネスを展開しており、どのような課題を持っていたのか。課題解決のために発注者の製品やサービスをどのように利用し、どのような効果を得たのかという流れが読み手としてわかりやすいものになります。
取材対象企業の調査
インタビュー前には取材対象企業の調査を実施する必要があります。その際は次の項目を主に調査してみてください。
- 設立年数
- 会社概要
- 経営理念・ミッション・ビジョン
- 事業内容
- 直近のプレスリリース
インタビューの時間は限られているため、事前に情報を頭に入れておくことで導入事例に必要な要素を効率的に取材できるようになります。

直近のプレスリリースの内容は、インタビュー開始前のアイスブレイクに使えます。
取材対象企業のビジネスモデルを丁寧に理解しておくことで、インタビュアーとしての信頼を得やすく、回答を効率的に引き出せるというメリットもあります。
丁寧に調べた上で、インタビュー時にわからない内容がでてきた場合は「勉強不足で申し訳ありませんが…」というクッション言葉を使って教えてもらいましょう。事前情報を調べているからこそ、取材対象企業も気分を害さずに教えてくれます。
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導入事例作成のためのインタビュー

つづいて、導入事例作成のために実施するインタビューで意識したい点を紹介します。
インタビューを依頼
インタビューがオフライン(対面)かオンラインか、発注者に事前に確認しておきましょう。取材対象企業へのインタビューの打診は発注者の営業担当者が行うケースが多いですが、ライターから日程調整の打診をする際は次のメールサンプルを参考にしてください。
株式会社●●●
●●●部
●●●●様
はじめまして。
ライターの田中と申します。
(発注者)から依頼を受けて、導入事例作成のためのインタビュー日時を調整させていただきたく、ご連絡いたしました。
つきましては、以下に貴社のご都合の良い日時はあるでしょうか?
(インタビューは約1時間・オンライン形式を想定しております)
●月●日:●●時〜●●時
●月●日:●●時〜●●時
●月●日:●●時〜●●時
上記では該当しない場合は、貴社のご都合の良い日時をいくつか頂戴できますと幸いです。
お忙しいところ大変恐縮ですが、ご確認のほどよろしくお願い申し上げます。
*******************************************
田中 利知(たなか としちか)
所属:株式会社●●●●
HP:●●●●●●●●●●●●
Phone:●●●-●●●●-●●●●
FAX:●●-●●●●-●●●●
MAIL:●●●●@●●●●
*******************************************

取材対象企業は善意で導入事例のインタビューに応じてくれている場合が多いです。インタビューの打診は丁寧にわかりやすく実施しましょう。
質問票の作成
インタビューの打診と並行して、導入事例の本文に沿った質問票の作成にも着手します。その上で質問票は取材対象企業に事前共有しましょう。
取材対象企業の担当者によっては質問票に回答を詳細に書き込んでくれるケースがあります。その際は、インタビューで具体的なエピソードのヒアリングに時間を割けるため、導入事例作成に必要な素材をより的確に収集できます。
一方、担当者によっては質問票の回答が非常に簡素なケースもあります。その際はインタビューで基本的な質問にしっかりと時間を割かなければなりません。このように質問票でのやりとりを一回挟んでおくことで、当日重点的に聞く内容が見えてきます。
質問票として送付する項目は次のものを参考に検討してください。
・製品・サービスの導入前に抱えていた課題を教えてください。
・これまでは課題をどのように解決しようとしていたでしょうか?
・同種の製品・サービスを検討しましたか?
・弊社の製品・サービスを選んでくださった決め手は何でしょうか?
・弊社製品・サービスをどのように活用していますか?
・活用を想定していなかった機能が役立ったなどのエピソードはあるでしょうか?
・導入の効果について定量/定性で教えてください。
・組織や部署としての今後の展望を教えてください。

取材対象企業の担当者が忙しい場合に備えて、各質問に優先順位「高」「中」「低」を設定しておくのがおすすめです。優先順位が記載されていることで、「優先度の高いものだけでも回答しよう」と思ってもらえるためです。
取材時間に合わせて質問数も調整しましょう。5〜10分で1問に答えてもらうぐらいのペースで、私の場合は60分なら大きな括りでいうと5つ・細かい設問レベルで8〜9問ぐらいに絞ります。少ないぐらいで、あとはアドリブでヒアリングできるぐらいがいいかもしれません。
インタビューを実施
ここまでの準備が済んだら、当日のインタビューに臨みます。
インタビューの際は、最初の1分で企画と目的を説明しましょう。どのような読者にどのような情報を届けたいかという内容を簡単に伝えておくだけで、取材対象企業の担当者は目的に沿った回答をしてくれるようになります。
目的を説明した後は、事前に回収した質問票の確認を実施します。事前に十分な回答を得られていない場合は質問票に沿って質問を実施し、回答が充実している場合は同じ内容を細かく確認せず、一歩踏み込んだ具体例やエピソードを聞きましょう。
インタビューの際は一問一答のような状態を避け、インタビュアーとインタビュイーが自然に会話している雰囲気を作れると理想です。そのためには、事前に調べた情報をあえてインタビュアーの口から伝えたり、先方に回答に対する率直な感想などを交えたりしながら質問を進めるのがおすすめです。
インタビュアーが会話を楽しむ姿勢を見せると、インタビュイーも自然と気分が乗り、深い話を積極的に聞かせてくれるようになります。ただし、会話は楽しみつつも時間管理は徹底してください。終了時間の5分前にはインタビューを完了できるように仕切り、余裕をもって最後の質問ができると良いでしょう。

インタビュー時に便利な次のクッション言葉を使いこなせると会話の雰囲気を作りやすくなります。
- 不勉強で申し訳ありませんが…
- 理解が間違っていたら申し訳ないのですが…
- これは私の興味からの質問ですが…
- 差し支えない範囲で大丈夫ですが…
- 今の部分は読者にとても刺さると思うので…
インタビューにメリハリが出て、インタビュイーが回答しやすくなるので積極的に使ってみてください。
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導入事例の執筆

最後に導入事例の執筆で意識したい点を紹介します。
記事の1番のポイントを決める
執筆の際は、インタビューで取得した情報をもとに、導入事例として際立たせるポイントを最初に決めましょう。音源や文字起こしを確認しながら、次のようなポイントを見つけます。
- 製品やサービスの導入により業務効率が200%上昇したなどの定量的な効果
- 導入により社内で業務改善に取り組む動きが増えて従業員の意識が変わったなどの定性的な効果
- 同種のツールとの比較のエピソード
- 取材対象企業による製品やサービスの活用方法の詳細
- 業界イメージを刷新する取り組み
これらのポイントはタイトルに使用する要素になり、本文の中で最も盛り上がる内容になります。導入事例作成に慣れてきたら、インタビュー終了時点でポイントをメモすることもできるようになるはずです。

製品やサービスの導入による定量的な効果があると、数字を使ったキャッチーなタイトルや見出しを作りやすいです。しかし、取材対象企業によっては導入による定量的な効果を計測していない場合があります。
その際は別の観点から強調すべき項目を決めましょう。事前に決めておくことで、メリハリのある良質な導入事例を作成できます。
時系列に沿った起承転結のストーリーで執筆する
記事の構成の項目で紹介したとおり、導入事例の内容は次のように時系列に沿って作成するとわかりやすくなります。
- 取材対象企業の紹介
- 製品やサービス導入前の課題
- 製品やサービスの選定方法
- 製品やサービスの活用方法
- 製品やサービス導入による効果
- 今後の方針、目標
上記の流れに、インタビューで取得できた内容を肉付けしていくようなイメージで本文を執筆してみてください。例えば「製品やサービスの検討中に、他部署の上司から導入について強力なプッシュがあった」という回答をインタビューで引き出せた場合は、「製品やサービスの選定方法」のところで具体的なエピソードとして記載します。
多くの場合、最も厚みを持って書くべき項目は「製品やサービスの活用方法」か「製品やサービス導入による効果」です。読み手である見込み顧客が製品やサービスを実際に試してみたくなるかを意識しながら、わかりやすく作成しましょう。

時系列に沿った構成にすることで、読み手はコンテンツを自分事として読みやすくなります。
一方、複数の導入事例間で構成による差別化が難しくなるため、取材対象企業の業種特有の事情や、担当者を起点とする社内決裁プロセスなどの具体的なエピソードを書き込むと導入事例の品質が高まるでしょう。
見出しは記事全体の要約を意識して作成
導入事例において見出しは、読み手が流し読みした場合にもコンテンツの要点を伝える役割を果たします。そのため、各見出しのセクションに書かれた内容から要点となる要素を抜き出して作成に活用しましょう。
ひらがな・カタカナ・漢字・数字を混ぜた見出しを作成できると理想的です。次のように複数の種類の文字が混在していた方が視認性が高まり、読み手の印象に残りやすいためです。
【ひらがなと漢字だけの見出し】
人事支援製品の導入により業務効率が向上。従業員の意識が変化
【ひらがな・カタカナ・漢字・数字を混ぜた見出し】
人事支援サービスの導入により業務効率が150%向上。従業員のマインドが変化

タイトル作成と同様に、見出し作成はセンスが求められる領域です。思うように作成できない場合は、各見出しで読み手は何を知りたいと考えているのかに立ち戻って考えてみてください。
体言止めなども活用しつつ、シンプルでキャッチーな見出しを作成しましょう。
ネガティブな情報をどこまで書くかは発注者と相談
インタビューの中で、製品やサービスに対する改善要望が出たり、使いにくさの指摘が行われたりする場合があります。ネガティブな情報をどこまで書くかは、発注者と相談して決めましょう。
初稿の段階であえてネガティブな情報を書く場合、コメント機能などを利用して趣旨も説明しておくと理想的です。「貴社が顧客の要望を丁寧に聞いて、次のバージョンアップに活かす企業だと読み手に伝えるために書きました。イメージと異なる場合は迅速に修正いたします」などとコメントで一言添えておくだけで、発注者からの信頼がより深まります。

発注者はネガティブな情報を発信したくないと考えがちです。
もちろん最終的には発注者の判断に従う形になりますが、ネガティブな情報には導入事例の信頼度を高める効果も期待できるため、趣旨を説明してバランス良く盛り込んでいきましょう。
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導入事例作成を依頼するならネイビープロジェクト

今回の記事では導入事例の形式からインタビューの準備、実際の執筆のポイントを解説しました。一つの導入事例を作成するために、さまざまな準備や工夫が必要だとイメージできたでしょうか。
導入事例を初めて作成する場合は、これらの工程が膨大なものに感じられるかもしれませんが、慣れると機械的に対処できるプロセスも少なくありません。良質な導入事例は見込み顧客の購買行動を後押しし、発注者のビジネスに大きく貢献できるコンテンツです。
この記事で紹介したポイントを頭に入れて、導入事例の作成にぜひ挑戦してみてください。
また、ここまで読んでくださった人の中には、準備が大変・上手くできるか不安などと、導入事例作成を誰かに依頼したいと思った人も多いのではないでしょうか。
外注するなら、本ブログを運営し、「わかりやすい文章」にこだわって多くの原稿を制作してきた株式会社ネイビープロジェクトにぜひご相談ください。
ネイビープロジェクトの「わかりやすい文章」は、述語を中心に構造を考え、修飾語を的確に配置したものです。人間だけでなく、コンピュータにも理解しやすいため、SEOの支援でも好評を頂戴しています。プロのインタビューや取材をもとにした、SEO・LP改善・ブランディング支援もネイビープロジェクトの強みです。
大事な原稿や記事を丁寧に作成しますので、文章とまじめに向き合うあなたからの依頼をお待ちしております。詳細を解説した特設ページがありますので、下の画像からぜひアクセスしてください!



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