記事づくりや調査などでインタビューをするとなって、「何を準備すればいいのか!?」と焦っているところではありませんか。
インタビューは、事前の準備や心構えが大事です。インタビューのために必要な準備や、最中に意識したいポイントを解説します。
【インタビューの前日まで】質問票や依頼メールの準備には、インタビュイーへの心遣いを
インタビューの前日までに必要な準備をさっそく確認していきましょう。とくに、インタビュイーに失礼にならないように、心遣いをしながら準備を進めてください。

株式会社ネイビープロジェクト 代表取締役/CEO
本ブログ 編集責任者。
広告代理店・在京テレビ局・新聞社・一流国立大の“自社用”の原稿制作も支援。山口県防府市出身。2児のパパ。保育園の送り迎えで20kgダイエット成功。
インタビュイー候補者を考える
ユーザー/導入先や有識者/監修者など、外部の人にインタビューをする場合は「誰にお願いするか・お願いできそうか」を考える必要があります。
記事の企画に合っているのはもちろん、経験が豊富で記事化しておもしろい・役に立つ話が聞けそうか、また依頼主や媒体のイメージと合うかなど、さまざまな点を考慮して人選する必要があります。
企業や媒体、さらに依頼の条件や仕方にもよるのですが、全員に「出たい」と思ってもらえる・すぐに快諾してもらえる例はほぼありません。下のような方法で根気強く探してみてください。
・クライアントからの紹介
・エキストラの派遣会社や講演会の仲介会社に依頼
・ホームページの問い合わせやSNSのDM(ダイレクトメッセージ)で相談
・自分の知人に相談

有識者や有名人のような、リサーチで候補者が複数人ピックアップできる場合は、先にリストをつくり、「このような人に打診しようと思います」とクライアントや編集者に根回しをしてから依頼するのがおすすめです。
取材OKをもらえた人をリストにして提案すると、断る人が出る前提でコストがかさむため、リストの中から早くOKをもらえた人に取材するような段取りを組むのが理想です。
インタビュイーに取材を依頼する 【※依頼メールのテンプレート】
インタビュイーに取材を依頼するところから請け負う場合もあるでしょう。
依頼するときに何を伝えればいいのか気になる人もいるかと思います。下のような点をまとめましょう。
・制作の目的
・インタビュイーへの具体的な依頼内容
・記事の概要(テーマやコンセプト。構成案。想定質問。サンプル記事)
・インタビューの方法(オンラインかオフラインか。オフラインならば場所の候補)
・スケジュール(インタビュー候補時期・公開日など)
・謝礼
・連絡先
依頼メールのテンプレートを作りましたので、活用してみてください(下の「依頼メールのテンプレート」から確認できます)。
●●●●社
●●●●さま
はじめまして。
ライターの田中と申します。
突然の連絡で失礼いたします。
●●●●社が運営するアマチュアスポーツ支援メディア「●●●●」(URL)にて
全国の学生・社会人スポーツチームへの取材を基にしたコンテンツを制作・発信して
活性化のお手伝いをさせていただいております。
つきましては、時節柄お忙しい折とは存じますが、
貴チームにも取材をお願いしたく連絡させていただいた次第です。
取材の概要について簡単にまとめました。ご確認いただけますでしょうか。
—————————————–
▼掲載媒体
アマチュアスポーツ情報メディア「●●●●」
[URL]
▼スケジュール
●月中に掲載予定のため、●月中旬での取材希望
・取材時間:1~2時間程度
・明るい時間帯にお邪魔できると幸甚です。
▼取材場所
貴社のグラウンドまでお邪魔させていただきます。
▼取材対象
合計3名:●●監督・●●主将・若手成長株の選手どなたか1名
▼構成イメージ
すでに掲載されている記事をご覧いただくのが良いかと思いまして、
●●●●さんの記事URLを記載いたしました。
[URL]
1ページ目はチームの基本情報、2ページ目以降は監督や選手の取材記事となっております。
2ページ目以降で、より選手にフォーカスした内容を記事として提供することで
チームの個性を紹介するコンテンツを作成して参ります。
▼質問内容
取材内容は添付の取材表にまとめさせていただきました。
監督用と選手用で2シートになっておりますのでご確認いただけますでしょうか。
※取材の前日までに3名(監督+2選手)にご確認いただき、メールでの送り返しをお願いすることになります。
▼備考
カメラ撮影:あり
掲載前の原稿チェック:あり
謝礼:1万円(税別。取材日を含む当月末日締めにて請求書をいただき、翌月末日迄に銀行口座を介してお支払いいたします)
—————————————–
そのほか必要事項等ございましたら、
明日改めてお電話させていただきますので、
その際にお申し付けください。
前向きにご検討いただけると幸甚です。
何卒よろしくお願い申し上げます。
*******************************************
田中 利知(たなか としちか)
所属:株式会社●●●●
HP:●●●●●●●●●●●●
Phone:●●●-●●●●-●●●●
FAX:●●-●●●●-●●●●
MAIL:●●●●@●●●●
*******************************************

依頼には“可能なかぎり詳しい概要”を書くのが望ましいです。
この加減が難しくて、企業の広告記事では、秘密保持契約(NDA)を結ぶまではクライアント名や媒体名は伝えないでほしいといわれる場合もあります。クライアントや代理店と細かく確認しましょう。
複数人に一気に打診する場合も多いかと思います。ただ、指名での依頼だと候補者が認識していると、断るとなったら迷惑につながりかねません。「取材対象者が集まらない事態を避けるために何名かに声をかけている」などと、打診のときから正直に伝えておくのがリスクヘッジになります。「早い者勝ち」のような煽るような連絡は避けましょう。
依頼日時や進捗はGoogleスプレッドシートで管理しましょう。クライアントなどに共有しておけば、状況がすぐに確認してもらえ安心につながります。
インタビュイーについて調べる
インタビュイーの情報は事前に調べておきましょう。
知識が全くないままだと、話についていけず、エピソードが上手く聞き出せません。インタビュイーの最新作(著書・出演作品)などをチェックしておくのは、最低限のマナーといえるでしょう。

情報をチェックできていれば、聞く方の心の余裕につながります。
インタビュイーについて調べ切ってからであれば、もしわからない話が出ても「勉強不足ですみません。教えてください」と素直にいえます。これが全く調べていかないと、聞いたら失礼になるぐらい基本的なことかが判断できないわけです。
また名前を読み方まで確認しておくのをおすすめします。私の失敗談としては、「寺原」を「てらはら」と思ってインタビューしていたのに、実は「てらばる」だった経験があります。名前間違いは非常に印象が悪いので、細かく確認しておきましょう。
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質問票をつくる 【※質問票のテンプレート】
質問票をつくっておくのは基本かもしれません。
単なるインタビュー取材(SEO記事制作用のキーワード調査がいらない)の場合は、簡素な質問票で十分です。そちらのテンプレートは下記を参考にしてみてください。
※下の記事の制作時につくった質問票です※

Note取材記事用ヒアリングシート
■ 取材対象者
おぎのひとしさま
■ 日時・場所
20××年××/××(×)××:××〜××:××
東京工芸大学 中野キャンパス
■ 記事の方向性
「クリエイティビティ」って、どうやって鍛えるの?
AIの台頭で、単純作業にかかる時間が減った分、「クリエイティブ(創造的)な仕事に人間は注力すべき」という意見が聞かれます。しかし、クリエイティブな能力を発揮しろといきなり言われて、困っている人(とくに社会人)が多いのではないかと考えています。
そこで、大学でのレクチャーの仕方や、ご自身がどのようにクリエイティビティを鍛えたのかなど、おぎのさんの周りのお話を伺いつつ、社会人がクリエイティビティを鍛える/発揮できるようになるヒントを紹介したいです。
■ 想定読者
企業のマーケティング担当者
└作業をずっとやってきたが、AIの導入でクリエイティブな仕事をする必要性に駆られている
└クリエイティブに関する勉強はしたことがない
■ 補足
誰がつくったか分からない/AIが無責任に生成した情報ではなく、専門家の意見を責任もって発信することを大事にしております。おぎのさん(n=1)の体験談や意見でもかまいませんので、いろいろとお話を伺えると幸いです。
■ 質問項目
001|「クリエイティビティ」のおぎのさん流の定義や現状
【A】「〜〜ができる力」のように、日本語で具体的に教えていただけるとありがたいです。
【B】クリエイティビティの必要性について、過去・現在・未来で、変化している点や変化していない点を考察していただけますでしょうか。
002|おぎのさんのクリエイティビティの源泉は?(原体験)
【A】子どもの頃の思い出や、親御さんとの触れ合いなど、クリエイティビティが磨かれた原体験・生育環境・趣味趣向がどのようなものだったかを教えてください。
【B】現在も創作活動を続けていらっしゃいますが、クリエイティビティを維持・向上できているのには何か秘訣がありそうでしょうか?
003|学生のクリエイティビティを伸ばすときの工夫点
【A】AIの影響は大きいかと考えております。学生さん(やほかの教員さん)がAIについてどのような意見をお持ちかお聞かせください。
【B】見出しのとおりですが、学生さんのクリエイティビティを伸ばすときの工夫点や注意点を教えてください。
004|社会人がクリエイティビティを鍛える/発揮するためのヒント
【A】クリエイティビティを鍛えようと自発的に勉強や行動をしている人は、どのような点を意識する・具体的に何をするのがおすすめですか?
【B】管理する立場の人が、部下や後輩のクリエイティビティを鍛えると考えたときに、どのような点を意識する・具体的に何をするのがおすすめですか?
1問あたり5〜10分で聞くイメージで、時間内にインタビューを終わらせるために、質問数も考慮しておく必要があります。またナンバリングしておくと、「〇〇番の質問に移ります」などと、インタビュー時に質問しやすくなるのでおすすめです。
あらかじめ共有もしておくと、インタビュイーの負担も軽くなります。アドリブが苦手であったり、事前に考えを整理してからしっかり答えたかったりと、インタビュイーによって考え方がさまざまだからです。併せて企画の説明も質問票に書いておくと、回答のズレが防げるのでおすすめです。

過去・現在・未来の時系列に沿うと質問票はつくりやすいかなと思います。
どのようなプロジェクトや人物にも、時間の流れは存在しています。なので、質問を考えるときの切り口として汎用性が高いわけです。
過去の話からすれば、現在の行動や考え方につながるヒントが得やすい、また未来の話で終わればビジョンやメッセージで投げかけて記事を終えやすいという、インタビューや編集上の利点もあります。
質問票に相手の名前をメモしておく
自分がインタビュー中に持つ質問票のすぐに見える位置に相手の名前をメモするのはおすすめです。インタビュー中に相手の名前を忘れてしまうと、スムーズな会話が難しくなります。持参する質問票の全ページに、インタビュイーの名前を入れていると、忘れてもすぐに見られるので安心です。

これもインタビュアーの心の余裕を生むコツです。
上で紹介した工夫点を踏まえて、私は質問票をExcelで自作し、インタビュイーに送るのはもちろん、A4用紙に印刷して持って行きます。インタビュー後にスキャンしてデータ化しやすく、執筆後にシュレッダーにかけて処理しやすい(情報漏洩を防げる)からです。
本原稿は、SEOを意識してつくっているのですが、その質問票と構成案(いずれもExcelファイル)も、参考としてダウンロードできるようにしました。
1〜2分で終わる簡単なアンケートに記入すればすぐに手に入ります。下のフォームからアンケートに答えて、ファイルをダウンロードし、ぜひ活用してください!
インタビューの方法を確認したり、機材を準備したりする
インタビューの方法を確認したり、機材を準備したりしておきましょう。
最近はオンラインでのインタビューも増えました。オンラインの場合は、パソコンの設定(ツールのインストールやアカウント作成)や映り込みのケア(後ろを片付ける・ぼかし設定をする)が必要でしょう。
メモ紙/ペン/ICレコーダーは必須といえます。オフラインの場合はとくに、パソコンでメモを取ってしまうと、画面ばかり見てしまってインタビュイーの目を見ての会話がしにくくなります。メモ書きの柔軟性も紙の方が優れるので、手帖やメモ用紙を準備するのがおすすめです。ペンも、予備で新品を複数本持っておきましょう。
時間管理には、腕時計をおすすめします。インタビュー中に見るとすると、サッと見られて相手の話の邪魔にならないからです。時間がわからずに長引くと、忙しいインタビュイーや同席者の迷惑になる恐れもあります。会議室を使える時間が限られて移動を強いる場合もあるでしょう。カメラマンが同席する場合、ストロボなどの機材の移動が発生すると大変です。

オフラインの場合は、動画が撮れるカメラもあると便利です。
ICレコーダーとのダブル録音で、機材トラブルで片方が収録できていなかったとしても、保険がかけられます。
身振り手振りで説明する人を取材するときも、雰囲気や何を伝えたいかが確認できるので、原稿の質が上げられる利点もあります。
取材先の都合を考える
取材先への最大限の配慮が、円滑なインタビュー・取材の第一歩です。
インタビューや取材は、対象者に貴重な時間を割いてもらう行為です。飲食店への取材であれば、ランチタイムやディナータイムといったピーク時間を避けるなど、相手の業務を邪魔しないように配慮しましょう。

取材時間は、短いにこしたことはありません。インタビューが長いと、対象者はもちろん、インタビュアーの集中力も続かなくなります。
質問事項を事前に共有する際に、時間配分も伝えておくのもおすすめです。インタビュイーも、場所を押さえてもらう場合は会議室の予約時間であったり、次の予定であったりが考えやすくなります。
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【インタビュー当日】余裕をもった行動が、いい取材につながる

インタビューの当日の準備事項も確認しましょう。余裕をもった行動が、いい取材につながります。
服装は暗い色味のオフィスカジュアルスタイルがおすすめ
ビジネスでのインタビューだと考えると、オフィスカジュアルのようなフォーマルさを意識すると失敗が防げるでしょう。
また共通して意識したい点として、黒や紺などの暗い色味の服を着るのがおすすめです。インタビューと合わせて写真や動画などを撮影する場合、明るい色味の服では、映り込むと邪魔になる可能性があるからです。

私は、黒いシャツにジャケットを羽織るスタイルを基本にしています。フォーマル感を出しつつも、現場のセッティングがあるときも、ジャケットを脱げば動きやすいからです。
あとは汗をよくかくので、ネクタイをしていると取材中に汗だくになって集中できなくなることがありました。インタビューに集中するためにも、カジュアル目で着心地がいい服装をするようにしています。
出発時・開始前に一報を入れる
現場に到着する前(できれば、目覚めたときや自宅を出る前)に、連絡を一度入れておくのがおすすめです。
依頼している人は、現場に到着するまでライターが来るかドキドキしています。早い段階で事前に連絡して、依頼主を安心させてあげましょう。

簡易的なやりとりができるLINEやショートメールでの連絡がおすすめです。
主観で恐縮ですが、出発の連絡は“大した連絡”ではありません。メールで送ると“わざわざ”になるところを、LINEやショートメールなら直感的にできて、返信する側も楽だからです(LINEならスタンプだけなのでより手軽です)。
オフラインの場合は、余裕をもって現場に到着する
社会人として当たり前かもしれませんが、余裕をもって現場に到着しておきましょう。
早朝の場合はとくに、交通機関の乱れや体調の変化などがあります。ギリギリに着くと、汗まみれだったり、息が上がったままで落ち着かなかったりするかもしれません。余裕をもってインタビューするためにも、30分くらい前までには着くようにしておきましょう。

遠方に行く場合は、用心するに越したことはありません。県境をまたぐときは、前泊を基本にしてもいいと思っているぐらいです。
朝から新幹線で移動して北関東で昼からインタビューをする(余裕をもって到着して昼食をとる)段取りだったのが、地震で新幹線が大幅に遅れて昼食抜きになったことがあります。
東北での朝9時からのインタビューで、都内から来る人が寝坊して備品がない(車を急遽借りてドン・キホーテまで買い行った)こともありました。
インタビュー場所をセッティングする
インタビュー場所のセッティングは、編集者・ディレクターとして工夫したい点の一つです。
インタビュイーが話やすい座組みや、撮影したときの“抜け”がいい背景などを考慮してインタビュー場所をセッティングしましょう。
たとえば正面に座る「対立構図」を避けてみたり、あえてハの字型の座り方にしてみたりと、インタビュー場所の広さやレイアウトによって工夫ができます。カメラマンさんに素直に相談してみてもいいかもしれません。

記事を複数並べて載せる場合には、“違い”を意識した方がいいなと考えています。
取材協力先に部屋の用意をお願いすると、抜けがよくて広い会議室を皆さん押さえてくださいます。しかし皆さんが同じことをするため、似た写真ばかりになってしまうわけです。
その会社らしさが出るような場所を押さえてもらったり、写真のときだけは移動したりと、工夫できるとよいかと思います。
名刺交換とアイスブレイクをする
初対面の場合、あいさつと名刺交換を自分からしましょう。
あいさつを事前にしておくと、インタビュイーも話しやすくなります。もし名刺交換ができなかった場合でも、最初に名乗っておくと印象がよくなるでしょう。

あいさつができていると、インタビュアーの心の余裕につながります。
インタビュイーの方も、取材に慣れている人ばかりではありません。アイスブレイスの観点からも、あいさつをして軽く話をしておくのが有効な場合が多いです。
ほかの記事などでは、インタビューの冒頭でアイスブレイクをする旨を書いているものも見受けられます。ただ、インタビューの時間は限られているので、できるだけ事前にインタビュイーにあいさつをして和ませるように、名刺交換のタイミングでのコミュニケーションを私は意識しています。
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【インタビュー中】目的を押さえ、話がちらからないようにする

つづいて、インタビュー中のポイントです。目的を押さえて話がちらからないようにしましょう。
目的をまず説明する
インタビューの目的をまず説明しましょう。
質問票などで説明していても、インタビュイーが読んでいない・忘れている場合がしばしばあります。質問の意図や回答がズレないよう、共通認識を持つのが大切です。

ここで意識したいのが、端的に終わることです。インタビュイーの話を聞く場なので、インタビュアーからの話は短いほどいいです。短時間でパッと要点だけを説明できるように準備しておきましょう。
質問項目を確認する
質問項目も、インタビューの冒頭で確認するのがおすすめです。
質問の流れや個数を最初に把握しておけば、回答の重複や脱線が防ぎやすくなります。話の流れをイメージできるので、インタビュイーの回答も明確になります。

質問の個数を伝えるのが効果的だと考えています。「本日聞きたいのは3点です。コレとアレとソレです」みたいに伝えてみましょう。
数字は印象が強いので、聞いたインタビュイーの方も頭に残ります。『あとどれぐらい質問があるんだっけ?』とインタビュイーが途中で思ったとしても、頭の中で整理しやすいわけです。私の場合は、質問を3〜4つに大別して説明することが多いです。
オンラインでのインタビューならば、背景画像に質問項目を書いておくのもいいかもしれません。質問や流れをインタビュイーがいつでも確認できて、脱線や聞き直しが防げます。
インタビュイーの話を聞くことに集中する(脱線や沈黙を恐れない)
インタビュイーの話を聞くことを最優先しましょう。
インタビュアーが長々と自分語りをしてはいけません。編集者やディレクターが横入りするのも、ライターのペースを乱す・会話の邪魔になるので避けるべきです。脱線や沈黙が多少あっても、恐れずにインタビュイーの話に耳を傾けましょう。
またインタビュイーの話を集中して聞けるよう、事前に環境を整えておくのも重要です。メモを書くのに気を取られずに話を聞けるように、ICレコーダーやカメラで音や映像を撮っておくわけです。

「沈黙を恐れない」はとくに意識したい点です。何かを考えるときに黙り込むのは、普段の会話でもよくあるはずです。そこで焦ってインタビュアーが横入りすると、思考が中断されて、いい話が聞けなくなります。
『沈黙しちゃった。マズい…』とインタビュイーの方がむしろ焦っています。話をしなければならないのは、インタビュイーの方だからです。インタビュイーが黙ったとしても、まずはゆっくり待ちましょう。
本当に思いつかないときなどは、「思いつきません」と相手もいってくれます。
【インタビュー中】ヒアリングを成功させるために知りたい+α

インタビューに慣れてきた方に向けて、ヒアリングを成功させるために知りたい+αのポイントもまとめてみました。
質問は「5W1H」と「深さ」「幅」を意識する
いわゆる5W1Hを意識して質問を繰り返せば、話が具体的になっていきます。同じ話題で3回ぐらい違う角度から質問できるぐらいが望ましいでしょう。
なお、5W1Hを使うオープンクエスチョンは、相手への負担も大きいです。インタビューに不慣れな人への取材では、まずはYes/Noで答えられる質問から始めて緊張感を解くのもコツです。
・When(いつ):このプロジェクトはいつから始めたんですか?
・Where(どこ):資金調達はどこからですか?
・What(何):何から手を着け始めたんですか?
・Why(なぜ):なぜ成功できたと思いますか?
・Who(誰):誰の支えが1番助かりましたか?
・How(どのように):どのようにすれば他の人でも成功できますか?

話に深さを出すなら「なぜ(Why)」、幅を出すなら「ほかに」を使うのがおすすめです。深さは縦・幅は横に話題を広げるイメージです。
縦と横をバランスよく聞くのか、おもしろい話を深掘りするのか、参考になる例を多く引き出すのかは、インタビュアーの腕の見せどころかもしれません。記事の目的を理解し、記事として成立させられるイメージを得ながら、インタビュイーと自然に会話をする力が求められます。
会話を楽しむ
会話を楽しむのは、インタビューを成功させる秘訣です。
質問票に書いていないことも織り交ぜながら、雑談を楽しむ・予定調和を壊すくらいでいいでしょう。知らないこと・わからないことを素直に聞くと、会話も弾んでいいインタビューになります。

ライターの皆さんはとくに、インタビュー取材と称して、人気企業の経営者や有名人などと話す機会が得られやすいです。せっかくの時間なので、ご自身が楽しまなくては損だと私は思います。
一個人としての視点は読者目線にもつながるので、楽しめるように準備などを入念にしましょう。
時間管理は絶対
時間の管理は絶対です。
インタビュイーは基本忙しいと思っておきましょう。腕時計で時間を確認しながら、優先順位の高い質問をもれなく聞けるようにするのがプロのインタビュアーです。

インタビューは時間内で終わることを心がけましょう。
話が長引いて、最低限の質問ができないときもあるかもしれません。まずは時間どおりに終わることを意識したのち、聞き漏らしがあればメールなどで追加取材を相談するのがスマートです。
最後に自由発言の時間を設ける
インタビューの最後に自由発言の時間を設けてみてください。
インタビューで話をしていると、イメージが具現化されたり、なにか思い出したりして、話し切れていないことがよく発生します。それを自由に話してもらう時間を設けるわけです。
編集者やディレクターが横入りするのは、この最後のタイミングがいいでしょう。その旨を事前にお願いしておくとスムーズです(そのために5分ぐらいは時間を残しましょう)。質問はインタビュアーが考えた範囲だけなので、範囲外でいい話が聞けるのも珍しくありません。

鼎談や座談のときに「今だから聞ける、お互いへの質問」として、インタビュイー同士で質問させ合うのはおもしろいです。
最後なので体が温まっているし、会話で情報が整理されているので、「実は気になっていたこと」がポンと出てきたりします。
インタビュイー同士が会話のキャッチボールをしている記述にもできるので、ぜひ試してみてください。
\\ ここまで読んで『自分じゃ無理かも…』と思った方は下のボタンをクリック //
インタビュー取材で失敗したくないならネイビープロジェクトに依頼

インタビューの事前準備や最中の心構えについて今回解説しました。
テクニックも重要ですが、準備が心構えが整っていたら余裕をもってインタビュイーとの対話が楽しめます。記事制作を伴う場合の全体の流れを解説した記事もありますので、ぜひ参考にしてください。
また、インタビューの失敗がまだまだ不安な人もいるでしょう。その場合、プロに頼るのも一つです。インタビューや記事で多くの悩みを解決してきたネイビープロジェクトにぜひご相談ください。失敗や不安を無くし、あなたの悩みを解決に導く「プロの記事づくり」を約束します。
文章とまじめに向き合うあなたからの依頼をお待ちしております。詳細を解説した特設ページがありますので、下の画像からぜひアクセスしてください!


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