
SNSを介して仕事のオファーができる時代になりました。
弊社でもSNSマーケティングの案件では、SNSアカウントを活用している人が前提になるため、日々いい人材を探してはコンタクトをとっています。
ただ弊社と同じくSNSを使って仕事のオファーをしても、良い人をアサインできないとあなたは悩んでいらっしゃるのではないでしょうか。
どのようにすれば良い人とビジネスマッチングをできるのか、メッセージの書き方で弊社でやっている工夫を5点まとめて紹介します。
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①最初の1通で全部伝える
②契約情報は読まれないと思って書く
③具体的な案件を提示する
④金額やパーセンテージを書く
⑤ほかにも案内をしていたら正直に伝え、締切を設定
●まとめ
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※この記事は5分程度で読みきれます。
①最初の1通で全部伝える

メールや電話で無駄な時間は使いたくないとみんな思っています。
とくに知らない人・怪しい人とは、プライベートはもちろん、仕事なんてしたいとも感じないでしょう。
最初の1通目で自分の身分や案件の詳細を可能なかぎり詳しく伝えてください。
公開前情報の取り扱いは十分に注意しなければなりませんが、絵コンテや企画書といった仕事の内容が確認できる書類を最初の1通目から確認できるようにすれば相手もあなたを信じてくれます。
むしろ1通目から伝えられる内容が少なく「○○に詳しい人を探しているので時間を作ってもらえませんか?」程度のメッセージしか送れない場合は、まだ外注先に連絡をとる段階ではありません。
後出しジャンケンは揉める原因にもなるため、案件の内容を1通目で全部伝えられるか・伝えられているかをまず考えてみましょう。
②「書いている内容は読まれない」と思って書く

メッセージはダラダラと文章で書かないのも大事です。
むしろ、「文章を書いても読まれない」ぐらいの気持ちで書きましょう。
いままでダラダラと文章で書いていた人は、たとえば下のような工夫をしてみたらいかがでしょうか?
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・条件を箇条書きにしてみる
・重要なポイントは色を変える
・記号(約物)を入れて見やすくする など
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また「長い文章は読みたくない」とみんな思っているのです。
詳しく書くとどうしても長くなってしまいますが、ファイルを別送してメッセージの地の文はなるべく短くするのも効果が期待できます。
弊社では、GoogleドライブとDropboxに概要書や企画書をアップロードし、URL化して送るようにしています。
Googleのサービスはアカウントを持っていないと確認できない場合もあるため、Dropboxも併用するのが安全です。
さらにGoogleドキュメントを使えば、仮に条件が変更になったとしてもあとから修正できます。
変更の連絡・相談をキャストにするのはもちろん必要ですが、使ってみてはいかがでしょうか。
③具体的な「案件」を提示する

①でも書きましたが、企画段階でメッセージを送るのはオススメしません。
あなたから伝える内容が無くて困るだけでなく、メッセージをもらったキャストも暇ではありません。
“会ってから考えたい”ぐらいの温度感では時間の無駄です。
条件の整った案件を優先されてしまうだけでなく、あなたや会社の印象もよくないでしょう。
またクライアントの名前を出して時間をもらおうとするのもよくありません。
案件がないのは、用がないのと同じです。
キャストたちは横でつながっています。
適当なコンタクトをとると、あなたや会社の評判だけでなく、クライアントのイメージまで損ないかねません。
SNSで何万フォロワーの人に“さらされる”リスクをしっかり頭に入れておきましょう。
④ギャランティーの金額やパーセンテージを書く

“文章は読まない”キャストであっても、必ずチェックすると断言してもいい項目があります。
それは「ギャランティ」です。
むしろギャランティーの金額やパーセンテージしか見ない、もしくはギャランティーだけ確認して低ければほかの情報には興味ないと感じる人もいるでしょう。
最初の1通目のなかに、案件の内容と合わせて、いくらぐらいのギャランティーを用意しているのかを明記しましょう。
また見積もりをもらわなければならない人もいるかもしれません。
しかし、スマホしかもっていない若い人もいます。
細々した書類が必要なら自分でまとめるか、弊社のようなキャスティング会社を介してキャスティングして作ってもらわないとダメだと認識しておくぐらいがちょうどいいでしょう。
⑤ほかにも案内をしていたら正直に伝え、締切を設定

いいキャストをアサインするためには時間がかかってしょうがないです。
ただ中には、急いでいて特定の人にこだわらない場合もあるでしょう。
やむなくメッセージを多くの人に送る対応も考えられます。
しかし、ほかの人で決まってしまったのに、知らずに仕事の調整をしてから連絡してくる人もいるかもしれません。
他の人にも打診している旨を正直に書きましょう。
またどちらにせよ、エントリー受付の締切を設定して明記しておくのが良いです。
キャストだけでなく、あなたも締切を決めた方が動きやすいのではないでしょうか。
とくにオーディションの場合は、多くの人の調整をしなければなりませんので、注意しましょう。
まとめ

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①最初の1通で全部伝える
②契約情報は読まれないと思って書く
③具体的な案件を提示する
④金額やパーセンテージを書く
⑤ほかにも案内をしていたら正直に伝え、締切を設定
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メッセージの書き方について注意点を5つまとめてきましたが、最後に送り方について1点アドバイスがあります。
それは「気づいてもらえる努力をする」です。
キャストのなかにはDMが大量に来すぎていて気づかない・最初から読む気がない人もいます。
そういった人にもあなたのメッセージを見てもらうために、コメントやファボを使って多方面からアピールするのが効果的です。
DMだけでなく、メールがある人は併せて送ってもいいかもしれません。
また最後に改めてですが、怪しい仕事・怪しい相手と仕事をしたいキャストはいません。
フリーランスとして自分だけで活動している人はなおさらでしょう。
書き方のテクニックはもちろん、しっかりあなたの身分や仕事の安全性を伝えられるように心をこめて書くようにしてみてください。
