
芸能活動をしている人にはいろいろな呼称が使われます。
タイトルにもいくつか書きましたが、それぞれの違いを厳密に考えた経験がある方はどれくらいいらっしゃいますでしょうか!?
分からないみなさんのために芸能人の呼称の違いを簡単にまとめてみましょう。
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●映画やドラマ・舞台が主戦場の「役者・俳優・女優」
●テレビやイベントなどを盛り上げてくれる「タレント」
●服を綺麗に見せるスタイル抜群なファッションアイコン「モデル」
●原宿や渋谷発信!時代をリアルに体現してきた「読モ」
●InstagramやTwitterなど、SNSの隆盛で時代を席巻する「インフルエンサー」
●ファンの応援で支えられる「アイドル」
●専属とレギュラーは大違い!呼称の違いに要注意!
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※この記事は7-8分程度で読みきれます。
映画やドラマ・舞台が主戦場の「役者・俳優・女優」

まずは「役者・俳優・女優」です。
芸能界の中でも華型といえるカテゴリーで、台本に合わせて演技をするのが仕事といえます。
テレビドラマや映画などでのギャランティはもちろん、テレビCMなどの企業広告を主な収入源としている人も多いです。
企業の顔としてのポジションにふさわしい知名度や清楚なイメージが役者・俳優・女優には求められます。
どの職種にも当てはまる要素ではありますが、特にスキャンダルがNGな人たちだと言えるでしょう。
テレビやイベントなどを盛り上げてくれる「タレント」

よく聞く「タレント」ですが、トーク番組やクイズ番組などのバラエティコンテンツで活躍している人のイメージをしていただけると分かりやすいかと思います。
コントや漫才などをやる「芸人」もタレントに含まれるカテゴリーですが、芸人のようにネタをやらない人もいます。
トークが面白い人やスポーツ選手から転じて活動している人などがタレントと呼ばれるケースです。
また古くから続く一門で稽古を積まれた「落語家」は、芸自体が伝統芸能の側面もあるため、「芸人」ではありますが、ランクも高く文化人的として見られています。
服をきれいに見せるスタイル抜群なファッションアイコン「モデル」

パリコレやミラノコレクションなどの有名ファッションショーでランウェイを歩く人たち。
最近では意味合いや求められるスタイルなども変わってきていますが、八頭身・長い手足・小さい頭を持つ人が「モデル」として活躍してきました。
ショーだけでなく、ファッション雑誌に登場してシーズンの新作をかっこよく着こなして、読者を扇動してきたファッションアイコンだったともいえます。
先天的な体型を磨いて美しくいる努力が求められる職種であるがゆえに、一般の方からの憧れの的として華やかに見受けられる職種です。
原宿や渋谷発信!時代をリアルに体現してきた「読モ」

ファッション雑誌を彩ってきたのはモデルだけではありません。
ストリートスナップに登場し、個性的な髪型や服装などを発信して脚光を浴びた「読モ(読者モデル)」も芸能活動のスタートとしてポピュラーになりました。
渋谷109を中心としたギャル系トレンドが一大ムーブメントとなったあとも、“きゃりーぱみゅぱみゅ”や“みちょぱ”(池田美優)などのスターも読モから生まれています。
スカウトだけでなく、大学の「ミスコン」や美容院のカットモデルを務める「サロモ」をキッカケに読モになった人も多いです。
InstagramやTwitterなど、SNSの隆盛で時代を席巻する「インフルエンサー」

メディアが紙やテレビからネットに移行するとともに、SNSが情報メディアとして大きな力を持つようになりました。
かつて勢いのあったファッション雑誌も相次いで閉刊・休刊が発表されるなか、「インフルエンサー」と呼ばれる人たちが登場してきます。
個人のSNSでたくさんのフォロワーを獲得して拡散力の期待できる彼らは、媒体の名前をもじって呼ばれるようになりました。
Instagramのフォロワーが多い「インスタグラマー」、YouTubeで人気のある「YouTuber」、たくさんの読者がいるブログを運営する「ブロガー」など。
SNSは誰でも気軽に始められるので、前述の俳優やタレントがインフルエンサーとして活躍している側面もあります。
ファンの応援で支えられる「アイドル」

AKB48やジャニーズなど、「アイドル」の存在も芸能活動を語る上では忘れてはいけません。
10代程度の若い人を中心に、ダンスや歌などのパフォーマンスをする人たちです。
アイドルの強みは何と言っても熱狂的なファンの存在でしょう。
オタクという文化もありますが、仮にマスメディアに露出したりCMの契約がなかったとしても、ファンがイベントに参加してくれたりCDや物販を買ってくれればアイドルのビジネスは成り立ちます。
自分のファンを収入源としてビジネスをしている点は、スポンサー企業からの収益を基本としている前出の職種たちとは異なるでしょう(YouTuberやブロガーなどもGoogleなどの規定に沿って活動している側面あり)。
「アーティスト/シンガー(歌手)」も同じ指摘ができ、“ゲス不倫”と騒がれた芸能人カップルのうち、タレントであった女性側と歌手であった男性側とでは世間の反応や対応が異なったのを思い出していただくと分かりやすいかと思います。
専属とレギュラーは大違い!呼称の違いに要注意!

他にも芸能人の呼称はまだまだあるとは思いますが、芸能人当人はカテゴリーや呼称に敏感であるのは間違いありません。
制作会社やテレビ局の人たちも気を使う点ですが、女優の方をタレントやモデルと呼んでしまうと、芸能人のランク付けの問題で、事務所からクレームが入る場合もあります。
他にも、同じファッション雑誌に出ているモデルのなかでも「専属モデル」(ファッション雑誌は契約しているその雑誌しか出てはいけない)と「レギュラーモデル」(その雑誌に毎回出てはいるが、他の雑誌にも出れる)で違いがあるのです。
そのため、ぜひキャスティング等をされる担当の方は呼称の確認を事前に必ず行うようにしましょう。

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●映画やドラマ・舞台が主戦場の「役者・俳優・女優」
●テレビやイベントなどを盛り上げてくれる「タレント」
●服を綺麗に見せるスタイル抜群なファッションアイコン「モデル」
●原宿や渋谷発信!時代をリアルに体現してきた「読モ」
●InstagramやTwitterなど、SNSの隆盛で時代を席巻する「インフルエンサー」
●ファンの応援で支えられる「アイドル」
●専属とレギュラーは大違い!呼称の違いに要注意!
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今回は芸能活動をしている人の呼称や違いをまとめてみましたが、「YouTuber」や「Tik Toker」など新しい媒体やツールができれば新しい呼称も生まれ続けています。
さらに、ゆうこす(菅本裕子)さんがつかう「モテクリエーター」のように自分でオリジナルの呼称を作っている人も増えました。
最後にも書きましたが、人それぞれの呼称は間違いのないように事前確認を徹底しましょう。
