追求すべきは”読みやすさ”。「作文技術」に弊社はこだわる

  • LINEで送る

こんにちは。ネイビープロジェクトのライター小石原です。


突然ですが、ライターのような「物書き」にとって一番大事なスキルって、何だと思いますか??
新聞記者であれば取材力?? ウェブライターであれば企画力?? あるいは、延々とパソコンのキーボードを叩き続けられる集中力?? どれも確かに大事ですが、私が一番大事だと思うのは「作文技術」です。特に弊社では、多様なニーズを持ったクライアント様からライティング業務をご依頼いただいており、それらのニーズを的確に把握しライティングに反映させるためにも、作文技術をとても重要視しています。


そこで今回は「作文技術」について、私が参考にしている書籍『中学生からの作文技術』(本多勝一著・朝日新聞出版)のメソッドをもとに、実践例をいくつかご紹介したいと思います。例文は、アイドル好きライターの私らしく、おもしろく読めるものを考えてみたのでそちらもお楽しみください。

「かかる言葉」と「受ける言葉」をなるべく近づける


シンプルにいうと、日本語の文章は「かかる言葉」と「受ける言葉」の関係性で成り立っています。
例えば…

例文① ダンスを踊る。

この例文①では「ダンスを」という「かかる言葉」が「踊る」という「受ける言葉」にかかっています。この「かかる」関係はどれだけ文章が長くとも当てはまるものです。試しに、この例文をぐんと長くしてみましょう。

例文② 激しくて難しい振付のダンスをかっこよく鮮やかに踊る。

長くした例文②では「激しくて難しい振付のダンスを」が「かっこよく鮮やかに踊る」にかかっています。
また例文②を細かく見ていくと、前半の部分では「激しくて難しい」が「振付」にかかり、そして後半では「かっこよく鮮やかに」が「踊る」にかかっていることが分かります。
このように、日本語の文章は「かかる言葉」と「受ける言葉」の2つの言葉の関係性で成り立っていることがご理解いただけたかと思います。

ではここから本題。”「かかる言葉」と「受ける言葉」をなるべく近づける”ことの意味をご説明しましょう。
まずはこちらの例文③をご覧ください。

例文③ かっこよく鮮やかに激しくて難しい振付のダンスを踊る。

この例文③は例文②の語順を入れ替えたものですが、例文②とくらべてかなり読みづらいです。ここでポイントとなっているのが「かかる言葉」と「受ける言葉」の距離。例文②では「激しくて難しい」「振付」、「かっこよく鮮やかに」「踊る」といった具合に、「かかる言葉」のすぐ後ろに「受ける言葉」があるために、一つのカタマリとして捉えやすくなっています。その一方で例文③では、「かっこよく鮮やかに」がかかっている「踊る」との間に距離ができているために、「振付」にかかっているのか、それとも「ダンスを踊る」にかかっているのかが分かりづらくなっているのです。
もう一つ、語順入れ替えの例を出しましょう。

例文④ みーおんがオススメしてくれた映画をゆいはんと観に行った。
例文⑤ ゆいはんとみーおんがオススメしてくれた映画を観に行った。

例文④は「みーおんがオススメしてくれた」が「映画」に、「みーおんと」が「観に行った」に、それぞれすぐ後ろにかかっているので、それぞれが一つのカタマリだと分かりやすいですよね。一方で例文⑤は、ゆいはんとみーおんの2人が映画をオススメしてくれたように誤読してしまいます。

このように、「かかる言葉」と「受ける言葉」をなるべく近づけることが、文章を読みやすくするための作文技術の一つです。普段の口頭会話では、その場の雰囲気や状況などで「かかる言葉」と「受ける言葉」の正しい関係を無意識に推測できるのですが、文章のみで物事を正しく伝えるためには、語順には特に気を付ける必要があります。

読点(、)は「思想の最小単位」を示す


『中学生からの作文技術』では、読点(、)の使い方がいくつか紹介されていますが、ここでは「思想の最小単位」としての使い方をご説明します。さっそく例文を一つご覧ください。

例文⑥ ゆいはんと、みーおんがオススメしてくれた映画を観に行った。

先に出てきた例文⑤に、たったひとつだけ読点を打ちました。これだけで文章の意味が劇的に分かりやすくなりましたね。これが「思想の最小単位」としての読点の使い方です。
例文⑤だと「ゆいはんと」が「みーおんがオススメしてくれた」にくっついているために「ゆいはんとみーおんの2人がオススメしてくれた」という誤った意味を持たせてしまっていました。そこで読点を用いて分割することで、「ゆいはんと」は「みーおんがオススメしてくれた」とは異なる意味を持つことを明確にできるのです。
それでは、もう一つ例文を。

例文⑦ ゆきりんがまゆゆが大好きな唐揚げを食べていたのを見て、唐揚げを食べた。

この例文⑦の最後、「唐揚げを食べた」のは、ゆきりんとまゆゆのどちらでしょうか?
ゆきりんが、「まゆゆが唐揚げを食べていた」のを見て、自分(ゆきりん)も唐揚げを食べたと読めますし、「ゆきりんがまゆゆの大好きな唐揚げを食べていた」のを見て、まゆゆも唐揚げを食べた、とも読めます。
これも読点を一つポンと置いてみましょう。

例文⑧ ゆきりんが、まゆゆが好きな唐揚げを食べていたのを見て、唐揚げを食べた。

「ゆきりんが」を、読点を用いて独立させることで、最後の「唐揚げを食べた」のはゆきりんであると、ハッキリした意味を持たせることができました。
このように特に長い文章の場合には適当な箇所に読点を打つことで、文章を読みやすいのに変えることができます。これも「作文技術」の一つです。ただし、読点は、この文のように、あまりに多くの箇所に、打ち過ぎると、とても、読みづらく、なってしまうので、気を付けてください。

ちなみに、例文⑦や⑧は、はじめにご説明した「かかる言葉」と「受ける言葉」の関係を意識して、文頭の「ゆきりんが」を最後の「唐揚げを食べた」の前に、「ゆきりんも」と形を変えて持って来れば、より読みやすくなります。

「漢字」にするか「ひらがな」にするかは、その前後で適当な方を選ぶ


最後にご紹介するのは、意外と悩んでしまう「漢字」の使い方です。
小学生の頃は、だれしも先生から「使える漢字はきちんと書きましょう」と教わったかと思いますが、読みやすい文章を作る上ではこれは間違い。漢字は、その前後を見て読みやすいように使い分けをすべきです。
さっそく例文をどうぞ。

例文⑨ 今今村麻莉愛と目が合った!!

これだと、まさにこの瞬間に今村麻莉愛と目が合ったのか、それともオタクがキョドっているのか、どっちか分かりません。それに、もしかしたら「今」を二重に打ってしまったというミスかもしれません。

例文⑩ いま今村麻莉愛と目が合った!!

これならば、まさにこの瞬間に今村麻莉愛と目が合った、という意味に限定できます。「今」のような簡単で一般的な漢字であっても、このようにあえて「ひらがな」にすることで文章を読みやすくすることができます。
もう一つ例文を見てみましょう。

例文⑪ こんな状況の中中井りかからから揚げを食べないかと誘われた。

これは読みづらい!!「中」どころか「から」も被ってしまっています。もし文章の読者が「中井りか」というメンバーの存在を知らなければ、なおさら混乱させてしまうはずです。なので、これも漢字の使い方を変えてみましょう。

例文⑫ こんな状況のなか中井りかから唐揚げを食べないかと誘われた。

誤読の原因であった「中」と「から」の2つをそれぞれ漢字からひらがなに、ひらがなから漢字に変更しました。これだけでグッと読みやすくなりますね。

大事なのは「文章を読む人にとって読みやすい」こと。


今回は「作文技術」をテーマにいくつかの実践例をご紹介しました。『中学生からの作文技術』では、もっと多くの注意事項や実践例が掲載されていますし、またこの書籍の内容だけに留まらず、日本語には様々な作文技術が存在します。例えば「単語の意味を正確に把握し使い分ける」とか「カギカッコ(「」)と隅つきカッコ(【】)の使い分け」などなど。
ですが、どのような作文技術にも共通している大事な点は「文章を読む人にとって読みやすい」こと。そしてこれは新聞記事であろうが、ウェブページであろうが、あるいは恋人へのラブレターであろうが決して変わることのない大原則です。

特にライターを含め「物書き」をしている人の多くは、心や頭から溢れんばかりの想いをどうにかして多くの人に伝えたい、という志を持っているはずです。ですが、想いばかりを先行させて勢いで文章を作ってしまうと、独りよがりの分かりづらい文章になってしまいます。
自分が伝えたい想いがあるからこそ、多くの人が正しく文章を理解してくれるように、作文技術を駆使して読みやすい文章を作るよう努力することが重要です。


——————————————————
株式会社ネイビープロジェクト Navy Project ,Inc
ホームページ: http://www.navy-p.com/
問い合わせ: http://www.navy-p.com/mailform/index.html
Facebook: https://www.facebook.com/navy.project
Twitter: https://twitter.com/navy_project
Instagram: https://www.instagram.com/navy_project_inc/
——————————————————

お問い合わせ

当Blogは株式会社ネイビープロジェクトが運用しております。

【登録モデル募集】
撮影のご相談ができる方を常に募集しております。
フリーの方や読モの方も大歓迎です。
案件ごとにその都度ご案内になりますが、
ご興味のある方は下記のリンクからお問い合わせください。
https://goo.gl/gNnCxx

【弊社Twitterアカウントをご登録ください】
https://twitter.com/navy_project

【弊社ホームページ】
http://www.navy-p.com/

キャスティング、当ブログに関する問い合わせは、下記のボタンからお問い合わせください。

お問い合わせフォームはこちらをクリック

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*

CAPTCHA