芸能人を安くキャスティングしたいときの魔法の言葉「宣伝」

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キャストのギャランティを安くしようとして下のような発言をする人がいます。

「〇〇さんの宣伝になるから……」

過去記事「ギャラや手数料などのキャスティング費用を安くする6つのポイント」で宣伝OKが条件での価格交渉について簡単に紹介しました。確かに、この切り口でディスカウントされる場合もあります。しかし、簡単に口にしてしまうと信頼関係にもヒビが入りかけない危険な言葉です。今回は「宣伝」という言葉についてまとめたいと思います。

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●バーター出演や新番組宣伝で芸能人は安くキャスティングされている
●俳優やタレントなどの芸能人は、「競合」で守られている
●広告・プロモーション以外のキャスティングなら、宣伝OKで安く交渉しやすい
●まとめ
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※この記事は5分程度で読みきれます。

バーター出演や新番組宣伝で芸能人は安くキャスティングされている

売り出し中のキャストが名前を売るために安い金額で仕事を受けるケースは、宣伝の一環と捉えてもよいでしょう。テレビや映画で言われる「バーター」として主役級を出す代わりにチョイ役で駆け出しのキャストが出演するのはよくある話です。特にテレビや映画は出ることによって経歴も経験値も増えるので、事務所も出したがるでしょう。

また宣伝という観点からすると、バラエティー番組や毎日やっている帯番組などに立て続けて主役級が出演して「今日〇時から××、初回放送です」と宣伝コメントを言っているシーンを見られた人も多いでしょう。宣伝によってテレビなら「視聴率」、映画なら「興行収入」や「観客動員数」に影響が出ますし、何より数字が伸びれば主演キャストは評価されて次の仕事に繋がるのです。

キャスティングの段階から、ある程度の宣伝活動への協力も条件に入れて交渉します。その要領で、「宣伝」という言葉を使っての価格交渉することはあります。特に、直近で告知したい内容がないかをヒアリングし、告知する代わりにギャランティを予算内に収めてほしいと交渉します。しかし、どんな案件でも宣伝OKだから安くしての切り口が使えるわけではありません。

俳優やタレントなどの芸能人は、「競合」で守られている

以前ご相談いただいた案件で、下のような交渉をされたことがあります。

大手家電メーカーが自社の流通インフラを使って通販サービスを開始するにあたり、タレントのオリジナルグッズを販売したいと相談を受けました。たとえば直筆のサイン入りだったり、そこ通販サービスでしか買えないなどの付加価値をつけてファンの購買意欲を書き立てようという戦略です。売り出し中のアイドルの肖像や名前がプリントされた限定グッズを販売したいと希望されました。その際に担当者さんが「この商品を発売することで〇〇さんの宣伝になるから…」と前置きして安価な条件を提示されたのです。

確かに、大手家電メーカーの流通インフラを駆使しての販売戦略なので宣伝効果がないとは言えません。大手家電メーカーが仕事を委託したくなるキャストだとで箔もつくでしょう。

しかし、アイドルやタレントなど芸能人の商材は、肖像でありイメージです。商品がどんなによいものであろうとキャストの肖像を利用して付加価値を付けようと考える以上は正規な金額で契約せざるをえません。大手企業であればあるほど、1度仕事をしてしまうと、企業のイメージがキャストについてしまい、契約が終了した後であっても同業他社からオファーが来なくなるということが大いにしてあります。

それを気にして「競合」という言葉を使って、条件の整理を行いながら事務所はキャストのイメージや価値を守っているのです。上で紹介した案件は通常の広告契約を前提にご検討いただきました。クライアントの捉え方がどのように捉えていらっしゃっても、広告契約は広告契約です。困るのはキャスト当人および事務所ですので、キャスティング会社は中立な立場から宣伝やプロモーションで出演交渉をしていいかの精査できる目が求められます。

広告・プロモーション以外のキャスティングなら、宣伝OKで安く交渉しやすい

では、どういう時に「宣伝OK」と言えばギャランティのディスカウントに協力してもらえるのでしょうか。それは広告やプロモーション目的以外の案件です。たとえばイベントホール主催のワンデーイベントで、内容もキャストに譲歩してくださる場合はディスカウント交渉もやりやすいです。自社で企画から運営までを全て行っている会社は予算も限られており、毎月毎月イベントをやっているところは企画もマンネリ化してきて、キャスティングに依存したイベントをすることもしばしばでしょう。

「宣伝OK」の一言でギャランティを抑えられれば、内容も埋まり、予算も安くなって、まさに一石二鳥です。条件が上手く噛み合うことは珍しいことかもしれませんが、事務所やキャスティング会社に交渉してみてください。

まとめ

●バーター出演や新番組宣伝で芸能人は安くキャスティングされている
●俳優やタレントなどの芸能人は、「競合」で守られている
●広告・プロモーション以外のキャスティングなら、宣伝OKで安く交渉しやすい

どんなところにも協賛企業や関係各所まどとの絡みはあり、そこの顔色を伺いながらのお仕事をされている方ばかりです。「宣伝OK」の一言はギャランティを安くする魔法の言葉ですが、上手く使いこなすのは難しい言葉です。特にディスカウントをねだられて喜ぶ事務所やキャストはいないでしょう。「宣伝OK」の条件は、しっかり考えて使ってください。

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