芸能事務所やキャスティング会社がギャランティを教えてくれない理由

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「◯◯さんを呼ぶのにいくらかかるんですか?」。キャスティングの仕事をしているとこのような質問をよくされます。みなさんももしかしたらこの答えを探していらっしゃる一人かもしれません。限られた予算のなかで、キャスティング代やマージンだけでなく、多くを考えながらみなさんは製作費や経費のやりくりをされていることでしょう。

しかし、なぜか芸能人に支払うギャランティの価格を芸能事務所が教えてくれない(見積もりを出してくれない)。困ってしまったみなさんのためになぜ金額を教えてもらえないのか・どうすれば金額が分かるのかをまとめたいと思います。

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●芸能人のギャランティにそもそも定価がない
●5W1Hを明確にすることがギャランティを決めるスタート
●ギャランティが高くてもやらない仕事・安くてもでやる仕事
●まとめ
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※この記事は5分程度で読みきれます。

芸能人のギャランティにそもそも定価がない

ニンジンやジャガイモは近くのスーパーマーケットをいくつか転々とすればおおよその相場の金額はつかめます。ですが、芸能人のギャランティはインターネットで調べても明確な情報が出てきません。なぜ出てこないのか。答えは「定価を定めるのが難しい」からです。

考え方を説明すると、みなさんが仕事をうける芸能人やマネージャーになったと想像してみてください。仕事が立て込んで忙しい時と暇な時とではギャランティを変えたいと思うのではないでしょうか。ほかにも、国内で1時間で終わる仕事と海外で移動だけでも1日が終わってしまう仕事。100mを走る仕事と、42.195kmを走る仕事……。稼働の内容や条件によってギャランティを変えていかなければ、割りに合わない仕事をしてしまう可能性があるからです。

5W1Hの明確化がギャランティを知る最短ルート

たとえばお笑い芸人が提供する“ネタ”やアーティストが提供する“歌唱”など、1ステージでいくらと定価をもうけている事務所もあります。ですが、場所や拘束時間によって変更されることが多く、「逆予算制」でお客様の予算と内容をもとに仕事をうけるか否かを判断する方式をとっている事務所がほとんどです。

どうすれば予算の確認ができるのか。さきほどの逆予算制を考慮して、稼働の条件を精査するのがスタートです。いつ・どこで・誰が・何を・どれくらいするのか、いわゆる「5W1H」を依頼する側のみなさんが明確にしてみてください。“逆予算制”と呼ぶぐらいなので、「いくらぐらいをみなさんがギャランティとして用意できるのか」を芸能事務所やキャスティング会社は聞いて判断材料にします。プロデューサーの立場で予算管理をしている人は、先に自分の出せる金額を伝えた方がスムーズに交渉が進むのは間違いありません。

もらった見積もりを社内確認して予算どりをするみなさんは難しいかもしれませんので、まずは5W1Hを社内で検討しましょう。それを元に芸能事務所やキャスティング会社に見積もりの相談をしてみると金額を教えてもらえたり、見積もりをもらえたりする場合があります。広告の契約の場合は、“いつから〜いつまで”や“どういった媒体”と専門的な内容の精査も必要ですが、不足しているところは担当が確認をしてくるので聞かれてから検討でも問題ないでしょう。

ギャランティが高くてもやらない仕事・安くてもやる仕事

みなさんの条件と予算を明確にすることを勧めましたが、みなさんが思っているよりも芸能人が安くキャスティングできる場合もあります。たとえば官公庁系や国・都道府県・市区町村系の仕事はギャランティが安くても仕事を受けてくれるケースがみられます。芸能人はイメージが大事です。自身をクリーンに見せる上で、国をあげてのキャンペーンや都道府県の観光大使などの仕事はお金を払ってでもやりたいぐらいイメージのいい仕事なのです。予算が少なくてもポスターにプロフィール用ですでに撮っている写真を貸し出してくれる事務所もあります。

ほかにも、大学の学園祭への出演は通常の価格よりも安価で受けてもらえることがあります。芸能事務所の人たちも、学生が企業ほど潤沢な予算を持っていないことは知っています。5W1Hなどの条件の整理をみなさんでおこなった上で、予算が少ない旨を正直に伝えれば芸能事務所やキャスティング会社の担当も理解を示してくれるでしょう。

まとめ

●割りに合わない仕事をしないために、芸能人のギャランティに定価を設定しない事務所がほとんど
●5W1Hを明確にして「逆予算制」に対応すれば予算は決められる
●クリーンなイメージの仕事や学園祭への出演は安価でもOKが出る可能性が高い

芸能人のギャランティを事務所やキャスティング会社が教えてくれない理由をまとめました。逆の見方をすると、定価を設けられれば芸能事務所も売りやすいのは間違いないはずです。しかし、人間を扱う以上は危険が及ぶようなこと・当人や会社のマイナスになるようなことは避けなければならないという事情もあるのです。芸能事務所の置かれている立場を理解し、どうすればお互いが気持ちよくビジネスをできるのかをしっかり考えてみてください。

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